白内障について 眼科 武市一彦
- Q.白内障とはどんな病気ですか?
- A 白内障とは眼の水晶体、カメラで言うとレンズに相当する部分が濁る病気です。病気といっても年を取ると誰でもある程度なりますから、いってみれば白髪のようなものです。進行してくるとかすんだり、ものがだぷって見えたり、視力が低下したりします。糖尿病、外傷などが原因となることもあります。
- Q.いつ頃手術をすれば良いですか?
- A 白内障はかなり進行しなければ手遅れになることはまずありません。普段の生活に支障をきたすようなら手術の時期でしょう。ですから人によって異なってきます。タクシーなどの運転手さんなら視力が0.6以下になれば免許の更新ができませんから、手術をしても良いと思います。身の回りのことだけできれぱいいという方は0.2〜0.3ぐらいになるまで待ってもいいでしょう。
- Q.糖尿病や緑内障を持っていても手術をすることができますか?
- A 糖尿病の方の場合ある程度血糖値などの状況が落ち着いている網膜症を合併している場合、あらかじめレーザー治療がが必要な場合もあります。緑内障の方でも手術は可能ですが、緑内障に対する手術を同時に行なうこともあります。
- Q.どんな手術をしますか?
- A 濁った水晶体を超音波で細かく砕きながら吸い取り、その後きれいな眼内レンズを挿入します。角膜の縁の小さな切開創から操作を行います。1糸だけ縫って終了です。麻酔は局所麻酔で行います。手術そのものは20分弱ぐらいです。手術中の痛みはほとんどありません。手術後2時間たてば普通に歩くことも可能です。
- Q.手術後は眼鏡は必要ですか?
- A 今のところ眼内レンズはどこにでも焦点が合うようにはなっていません。手術後は眼鏡なしでもある程度は見えますが、遠くや近くをはっきり見ようと思えば眼鏡が必要となってきます。手術後3ヶ月頃に作ることが多いです。
- Q.眼内レンズはどのくらい大丈夫ですか?手術は1度行えばよいのですか?
- A 眼内レンズは、基本的に一生大丈夫だと言われています。また、白内障は、1度手術してしまえば再発することはありませんが、眼内レンズを挿入するために、残してある水晶体の膜があとから濁ることはあります。その場合は、外来のレーザー処置で、対応が可能です。

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