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第3回バングラディッシュ医療奉仕報告

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スケジュール
10/9(木) 先発隊出発(白石、北林)
10/13(月) 本隊出発
10/14(火) 診療地へ移動、現地スタッフとのミーティング
10/15(水) 医療奉仕(スジャナガール村)
10/16(木) 医療奉仕(カジプール村)
10/17(金) 医療奉仕(カジプール村)
10/18(土) 病院見学
10/20(日) 成田着
日本より
  • 白石弘志:団長、眼科医
  • 小出浩久:内科医
  • 田中智子:看護師
  • 高木小百合:看護師
  • 岡村正江:看護師
  • 北林典子:薬剤師
  • 末安加代子:薬剤師
  • 宮崎格:鍼灸師
  • 小出京美:ボランティア
韓国より
  • 李延芸:外科医
  • 孫孝賢:歯科医
  • 柳春子:看護師
  • 盧璟仁:社会福祉士
第三回バングラディッシュ医療奉仕報告

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主な疾病と診療患者数(10/16~17カジプール村:10/18シラゴンジ村)

宿泊地シラジゴンジの町並み
主な疾病 診療患者数
内科 慢性胃炎、リウマチ熱、急性上気道炎、貧血、気管支喘息、肺気腫、栄養障害、慢性腸炎、特殊なものとしてサラセミア 166名
小児科 心不全、髄膜瘤 2名
産婦人科 カンジタ、不妊症、貧血、子宮脱、骨盤腹膜炎、ホルモン異常(甲状腺異常含む)、機能性出血、ビタミン不足、疥癬、尿路感染症 82名
眼科 白内障、結膜炎、緑内障、弱視、斜視、特殊なものとして角膜潰瘍、霰粒腫切開※老眼鏡をプレゼントして喜ばれました。 186名
歯科 歯周炎、歯垢 ※虫歯は少なかった。 ※義歯を作ってあげ喜ばれました。 97名
合計 533名

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3ヶ国の心が一つに 団長 白石弘志(眼科医)

パリ・シシュ財団のアクバール会長

パリ・シシュ財団のアクバール会長にプレゼントを渡す白石団長。

第三回バングラディッシュ医療奉仕報告 診療を待つ患者さん

診療を待つ患者さん。人口の88%がイスラム教徒で、女性はサリーを着ています。

第三回バングラディッシュ医療奉仕報告 田中看護師

<田中看護師>
医者にかかるのは初めてという
患者さんがほとんどでした。

恒例の海外医療奉仕活動が、今年もバングラデシュで10月13日から19日までの日程で行われました。
私は薬剤師の北林さんと一緒に、医薬品の準備等のために10月9日に先発隊として出発しました。

10月から乾季に移り暑くなるとのことでしたが、私が着いた時は雨がまだ降っていて、そんなに暑くありませんでした。
13日には日本の残り7名と韓国からの4名のメンバーが、夜11時頃30分位の違いでダッカ空港に到着し、特に韓国のメンバーの中には久しぶりに会う人がいて、懐かしい対面をしました。

翌日は午前中、約3時間かけて診療地へ車で移動し、午後には拠点となるシラジゴンジより更に2時間かかる最初の診療所(スジャナガール)下見のために、現地のNGO(非政府組織)団体であるパリ・シシュ財団のスタッフと一緒に出かけました。
車中でそれぞれの国の歌を歌いながらの楽しい交流の時間となりました。

3日間の医療奉仕の内容は、内科、眼科、歯科での診察治療と鍼灸治療でした。
今回はシラジゴンジ大学医学部の講師の先生が2人、診療に加わって下さり大変助かりました。

医師であり、現職の国会議員でもあるパリ・シシュ財団の会長さんが、国会の開催中にもかかわらず一日かけて医療奉仕の現場視察に来て下さり、大変感激され最後の日に我々を財団本部に招いて下さり、カルチャーショーと食事会を催して下さいました。

今回のバングラデシュは私にとっては2回目でしたが、昨年と同じ現地NGOと共に同じ場所で行ったこともあって、昨年よりも更に良く管理運営されていました。
回を重ねる度に3ヶ国が、より一体化して医療奉仕が出来ることを実感しました。

最後に医療奉仕活動を実行するに際し、バザーや様々な形で御協力いただいた患者様、職員の皆様、製薬会社の皆様に心より感謝申し上げます。

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来年こそは、No.1になりたい 内科医師 小出浩久

第三回バングラディッシュ医療奉仕報告 小出先生

<小出先生>
診療は現地の医療者(右)が通訳に入って行われます。

第三回バングラディッシュ医療奉仕報告

「小出先生はバングラデシュのほうがあっているみたい。」ある看護師さんから、こんな風に言われてしまった。
たしかに、オープンマインドの方々と、オープンな世界で過ごせるのは自分にとって、とても幸せな時間である。

今回は2回目の参加であったが、前回より個人的には満足感が少なかった。逆に、内科医の無力さだけを味わわされた。歯科の先生や眼科の先生、外科の先生はやれることがあるのに自分は現地の病気に対する知識も足りず、ここで生かせる技術も無い。
目の前の悩める方々に希望になれる何ができるのだろう。
明らかに準備不足であった。

女性にはうつのような方が多かった。現地の医師は、先進諸国の如く、抗うつ剤を処方していたが、自分は疑問に感じた。「刺激と情報の少なさ、それと栄養不足(ヨード、鉄、蛋白質など)それが問題ではないか?」

来年こそは、もっと準備してバングラデシュの特にカジプールに、何かを残したい。今年初めて参加した妻(医療の資格は無い)が、とても元気に現地の子供(実は大人へも)に絵を教えたり、踊りをいっしょに踊ったりしたことは大変刺激になった。(実際、好評であった)
来年のバングラデシュに、誰が1番、与えられるか?
その競争は、もう始まっている。

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(薬の飲み方) 薬剤師 北林典子

第三回バングラディッシュ医療奉仕報告 北林薬剤師

<北林薬剤師>
ベンガル語の「薬の飲み方」を患者さんに渡します。

医療奉仕で処方される薬、これはバングラデシュで買います。薬の名前など現地の言語、ベンガル語で書かれていた方が患者さんにとってわかりやすい為と、なにより、日本で買うより安いからです。

製薬会社から直接購入しますが、そこで扱っていない薬は町の薬局で買います。町の薬局にはいろいろな薬が所狭しと置いてありました。

医療奉仕でどんな患者さんが来るか、薬は何がどのくらい必要か予想をして購入するのですが、今年は去年より患者さんの数が多く不足した薬もありました。

また患者さんのなかには、栄養が充分とれないこともあって3才だという子供の体格が1才くらいにしかみえなかったりするので薬の量も加減しなければなりません。

薬を用意して通訳の人に渡し飲み方の説明をしてもらいます。なかには薬をのむのも初めてという人がいるので、通訳の方の丁寧な説明が本当に助かります。

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晩暗出集 鍼灸師 宮崎 格

第三回バングラディッシュ医療奉仕報告 宮崎先生

<宮崎先生>
現地の子供たちはどんな遊びも大喜びです。

緑地に赤い丸。
豊富な自然に陽が沈んでいく様は、まさに彼らの国旗そのもの。
現地の人は言う、『水と人の国、バングラデシュ』と。
狭い道を『リキシャ』が走り、その両脇は雨季のスコールで海のように覆われ、乾季の陽に照らされながらギラギラと光りを放つ。
小さな村にも、東京の人ごみを彷彿させるような人々。
その多くが『無医村』にて生活を営む。

今回の滞在は約1週間。実質の医療奉仕活動は2日半。私の主な担当は、鍼灸とカメラ。腰痛、肩痛、膝痛などが主な症状であった。

機械化されていない彼らの労働は、その体を酷使させている。彼らは、痛みをこらえながらこの1日を待っていたのだろうか? たった1度の治療を受けては、また『無医村』に帰っていく。
彼らは今日も待つのだろうか。環境の変化を。
子供がごはんを待つように、『リキシャ』の鈴音を聞きながら…。

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医療不足を 痛感して 看護師 高木小百合

第三回バングラディッシュ医療奉仕報告 高木看護師

<高木看護師>
子供たちの中には寄生虫や栄養障害も見られました。

学生時代から夢だった医療奉仕活動に参加することとなり、喜び一杯の思いで現地に着きました。村を訪ね、現地語で挨拶すると、皆笑顔で挨拶を返してくれました。

驚いたのは、医療不足と衛生環境の悪さでした。多くの白内障患者の瞳は白く濁り、ほとんど見えないため歩くこともままならず、地面に段差の多い診療所で案内係だった私は危険のない様、待合所や診察室、薬局に誘導することがたびたびでした。汚い汚れた水で手を洗い、左手はトイレットペーパーの代用となっている習慣からか、ひどい結膜炎の人も多くいました。いずれも、日本の様に早期に治療しておけばここまでひどくならずに済んだはずでした。

見学したダッカ国立病院は換気が悪く、一つのベッドに病気の子供が2人、親もそこに座って過ごし、体に貼ってあるテープ類は黒く汚れているなど、衛生の悪さを語っていました。患者移送用の台車には柵や布団も備えられておらず、トタンの上で苦しそうに横たわっている患者の顔がありました。


種々の病気がこの国の医療不足、社会全体の慣習や貧困に起因することを痛感し、帰国しました。

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